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歯科矯正②

著者:デンタルオフィス湊

こんにちは。
歯科医師の熱田です。
3月も後半になってきましたが、まだまだ寒いですね。
あたたかい格好でご来院ください。

さて、歯科矯正の2回目です。
「歯並びの悪さ」を決めるのは、主として乳歯から大人の歯に代わる交換期です。
歯の変換期が終わったあとでも、歯並びが変わることがないわけではありません。
例えば、歯がなくなった状態を放置していると、隣の歯が傾いてきたり、噛み合っていた歯が伸びてきたりして、不正咬合が生じます。
では、歯並びの悪さによる不正咬合(噛み合わせの悪さ)だと、どんな障害が生じるのか、主たるものをご紹介致します。

①むし歯発生の原因となる

歯並びが悪いと、普通にブラッシングしたのでは、ブラシが歯面に当たらない部分が多くなります。
その歯並びに合わせて一本一本ブラッシングをすれば良いのですが、清掃効率は悪くなります。
また、食べ物による摩擦や唾液の流出は口腔清掃につながり、むし歯の発生を阻止する役割があります。
しかし歯並びや噛み合わせに乱れがあると、これらの自浄作用が阻害されて、汚れが落ちないため、むし歯発生の原因となる恐れがあります。

②歯周病の原因になりやすい

上記のようにブラッシングが十分に行われない場合、その部分の歯肉が炎症を起こします。
また、上の前歯が突出し、唇が閉じられなかったり、口呼吸のために前歯の歯肉が絶えず露出していたりすると、歯肉が乾燥し、炎症を引き起こすことがあります。

③発音に影響する

歯や歯肉、唇、舌などは発音するための調音器官としての役割を持っています。
正しい発音には正しい歯並びとかみ合わせ、舌を含めた口の周辺の筋肉の正しい機能が必要です。

・上の前歯が突出している場合は破裂音(パ行やマ行)
・歯を噛み合わせても上下の前歯の間に隙間がある場合、上の前歯が突出している場合は舌の位置が正常よりも前方になるため、sやzなどの発音が難しく、外国語の習得が困難になります。
・受け口(下あごの突出)の場合、下唇と上の前歯との接触により、fやvなどが影響を受けることがあります。

④咀嚼(噛み砕き)機能、能率に影響がある

食べ物の摂取や咀嚼、嚥下(飲み込み)などは、口の重要な機能です。
歯列不正や不正咬合によって、こうした機能の能率が下がってしまいます。
直ちに消化不良や栄養摂取の低下に結び付けるのは尚早ですが、口腔以外の消化器官に疾患や機能低下がある場合には、好ましくない影響を与えることが考えられます。

⑤口腔組織に外傷を受けやすくなる

俗にいう八重歯や、上の前歯の突出、歯が内側に入っていたりすると、運動競技や交通事故によって口腔を中心に外傷を受けやすくなります。
また、そのとき、歯が折れてしまうことが多くなります。

⑥心理的な影響を与える

歯列不正や不正咬合は、現代では生理的問題であることよりも、心理的問題であることの方が大きな割合を占めているかもしれません。
特に審美に比重が置かれる昨今の傾向はそれに拍車をかけているように思えます。
あまりこのことばかりを強調しすぎるのは避けたいのですが、今は研究、技術が進んで成人矯正が可能となり、子どもの頃から歯並びを気にされている方もだいたい60歳代まで歯科矯正ができるようになりました。
子どもの頃に矯正の機会を逃してしまったと思っていた方には喜ばしいことだと思っています。

歯並びの悪さは、上記のような様々な問題を引き起こします。
詳しい診断を受けたい方は当院に専門医がおりますので、お気軽にご相談ください。

歯科医師:熱田