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電動歯ブラシの種類について

著者:デンタルオフィス湊

こんにちは、衛生士の松井です。

先日のコラム【ブラッシング①】で「電動歯ブラシの回転式と振動式では違いはあるのか」というご質問をいただきましたが、スタッフミーティングで、電動歯ブラシに関する疑問というのは、皆さん感じていらっしゃるところではないだろうかということになり、臨時コラムを掲載することに致しました。
ご質問くださった近藤様、長い間お待たせしてしまい、申し訳ございません。

電動歯ブラシにもたくさんの種類や特徴あるので、振動式と回転式が具体的にどう違うのか、店頭で比較しても、わかりにくいと思います。そこで、個人に合う電動歯ブラシの話はできませんが、一般的にどのような違いがあるのか少しお話ししようと思いますので、今後の電動歯ブラシ選びに役立てていただきたいと思います。

電動歯ブラシの話に入る前に、まず、歯肉炎と歯周病について簡単に説明させていただきます。

①歯肉炎とは歯肉だけに炎症があるものを指します。

② 歯周病とは歯垢の中の細菌が歯肉や骨の中にまで感染する(達する)為
に炎症が起きることです。

では電動歯ブラシに戻りまして…
今回は、回転式、振動式のほかに、超音波を利用した振動式の電動歯ブラシに関しても少し触れたいと思います。
なお、当院のスタッフは超音波の振動式を使用しております。

【回転式】

目的:電動歯ブラシを使って歯の汚れをとる。

機能:ブラシング時間を短くできる。また、手磨きに比べブラシの回転が強いので歯垢を落とす力がある。

【振動式】

目的:優しい振動でポケット内部も磨けるので歯肉炎や歯周病を抑える。

機能:高速振動でバス法(コラム【ブラッシング②】11/28掲載を参照)でポケット内のプラークや原因物質を除去する。(とあるが効果はあまり感じられない。)

【振動式(超音波)】

目的::超音波によりプラーク付着力を弱めプラークを落ちやすくする。

機能:超音波を発生させる。

以下、当院スタッフが各機種を使用してみた結果です。

【回転式】

  • ◆振動を強く感じるので強弱を使い分けることができればよいと思う(受付)。
  • ◆振動のせいでTVの音が聞こえない。頭に響く(院長)。
  • ◆握るところ(把持部)が太いので口腔前庭(唇の裏側から歯までの間)が狭い人には不向き(院長)。
  • ◆当該部全体に響く振動が気になる(熱田)。
  • ◆モーター音がうるさい(熱田)。
  • ◆上下前歯部の裏側が磨きにくい(熱田)。
  • ◆本体が大きくて重い(熱田)。
  • ◆歯面のプラークを取り除く力はある(熱田)。

 

【振動式】

  • ◆歯面はきれいに落ちるが歯頚部(歯と歯肉の間)と歯間部(歯と歯の間)の汚れはあまり落ちていない(染め出しによって確認)(松井)。
  • ◆舌側(下の歯の裏側)やデコボコしている所(歯並びの悪い所)にはコンパクトヘッドのブラシでも当てることが出来ていない為、汚れが残っている(染め出しによって確認)(松井)。
  • ◆振動だけでは心もとなく手磨きの手順で磨いてしまう(熱田)
  • 【振動式(超音波)】
  • ◆軽い力で歯間部の汚れがとれる(染め出しによって確認)(たかこ)。
  • ◆毛先が当たっていなくても、毛先付近の場所のプラークがとれる(染め出しによって確認)(院長)。

というわけで、どの電動歯ブラシにも、良い点と弱点があるので、ご来院時にご相談くだされば、ニーズにあった電動歯ブラシ探しのお手伝いをさせていただきます。

また、先日、ホワイトニングのような機能がついている電動歯ブラシはどんなものかというご質問もいただきましたが、最新の電動歯ブラシでホワイトニング効果を掲げているものは歯の表面の着色物を物理的除去するものです。
歯科医院で言うホワイトニングとは歯に沈着した色素を化学物質を使って分解して白くすることを言います。ですので、本来のホワイトニングとは異なるものです。

少し長くなりましたが、またご質問があれば、ぜひご来院時にご相談ください。

衛生士:松井、歯科医師:熱田