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幼児に起こりやすい歯と口の病気7

著者:デンタルオフィス湊

今晩は。季節外れの台風が関東を直撃しそうですね。被害が少ない事を願います。ここの所、寒暖に差が大きく風邪を引きやすくなっている感じがします。体調管理にお気をつけください。今回は熱田のコラムの続きを載せさせて頂きます。 幼児に起こりやすい歯と口の病気7

1、顎を動かす時に痛い

口を開ける時に、耳の前あたりに痛むところがありますか?の顎関節の片側、又は両側に痛みを訴える事があります。これは「顎関節症」と呼ばれるものです。他に、口を開けるとクリック音がする、口が上手く開かない、などの症状もあります。幼児の顎関節症の原因は、噛み方、歯の治療(詰め物)指しゃぶりや頬杖などの習癖などが主なものです。幼児は「歯の痛み」などと違ってこのような症状の訴えがはっきりしないので口の開き方や食事時間の延長などから気付いてあげる事が必要です。

2、口内炎を繰り返す

口内炎は幼児には比較的、よく見られるものです。唇、舌、口蓋、頬粘の白色又は、灰白色の潰瘍ができ、その周りは赤く(アフタ性口内炎)なります。アフタ性口内炎になると食べ物が接触すると、とても痛がります。唇や頬と歯肉が接する部位によく見られますが、口を開いただけでは見つからず、舌を出したりひっ繰り返したりして見つかる事もあります。又口臭も強くなり、唾液も粘性が増し、よだれが見られることもあります。通常は1~2週間で治りますが、同様の場所に再発する事もしばしばです。 口内炎には他にヘルペスウイルスの感染による口内炎(ヘルペス性口内炎)があります。歯肉が赤く腫れて出血し、粘膜には水泡を形成します。口内炎への対処は、口の中を清潔に保つために消毒薬などで洗口するのが良いのですが、痛がるようでしたら、歯科医院で軟膏を塗布してもらってください。それでも痛がって食事や水分が摂れない時は、小児科を受診してください。

3、箸、フォーク、歯ブラシ、玩具などで口の中を損傷した

食事や歯ブラシなど口に入れる頻度の高い物や、玩具で口の中を傷つけてしまう場合があります。傷口からの出血は、唾液に混じって実際の出血よりかなり多量に見えます。傷口を水できれいに洗って、出血があるようなら、清潔なガーゼ綿花でしっかり抑えて止血します。裂傷が大きい場合には縫合が必要ですので、出来るだけ早く口腔外科を標榜している歯科医院や大学病院の歯科口腔外科か形成外科を受診してください。口の中の傷は治るのが早く、傷跡も残りにくいのであまり心配しないでください。

4、小帯(上唇小帯、舌小帯)が切れた

上唇小帯は上唇の裏側の正中にあって、唇と歯肉を繋いでいる帯状のヒダです。ヒダの大きさや付け根の位置や形も薄い膜上の物から厚い物まで、個人差があります。付け根の位置も、前歯が生える事によって変わります。小帯は歯ブラシで傷つけたり、外側からの外傷を受けて切れる事があります。傷口が小さい場合は止血だけで後はそのままでも支障はありません。傷口が大きく出血が多量の場合や、ヒダが剥がれてぶら下がっているような場合は歯科医院に行かれて下さい。

 

「幼児に起こりやすい歯と口の病気・舌、口の中の粘膜、唇、顎、口蓋、頬など」についてはこれでひと段落となりました。次回は「幼児に起こりやすい歯と口の病気・咀嚼編」を書かせていただきたいと思います。