電話番号

妊娠中の栄養と食事 ─妊娠期の歯と口腔内の特徴 8

著者:デンタルオフィス湊

こんばんは。
いよいよ昨日よりゴールデンウィークが始まりました。
皆さんは、どの様な休日を過ごされるのでしょう。
コラム担当の都合で、コラムの更新が、遅れてしまいました。申し訳ありませんでした。

今回は、院長のコラムです。
次回は、5月12日から再開したいと思います。

栄養について

栄養とは「生物が外界から物質を摂取して、それを代謝し、エネルギーを獲得し、またこれを同化して成長する事。また摂取する物質」のことを言うそうです。つまり栄養のほとんどは食事から得られます。
食事は生活の一部ですから、生活が変われば、食生活生活も変わります。
日本の食生活は、急激な経済成長により、およそ数十年の間に大きく変化してきました。いわゆるバブルの時代です。食品産業や外食産業が発展したために、入手できる食品が増え、食生活の合理化や簡便化志向が増えました。と同時に「飽食」や「グルメ志向」と言う異なった方向性を持つ志向性も生まれてきました。
また健康志向に伴って、「健康食品」や「栄養バランス食品」と呼ばれるものが多数売られる様になりました。
余談ですが、「栄養バランス食品」とは、栄養補助食品のことです。決して、栄養学的にバランスのとれた食品と言う意味ではありません。これは単なる市場用語で、国が定めたものではありません。一定の基準や法的規制は、確立されていません。錠剤や液体(飲用)、ブロック状の固形タイプ等があります。前述した通り、栄養素をバランス良く補給できる食品ではありません。
むしろ安易にとると栄養が偏る危険があります。

食品の内容や品質を確認しましょう

加工食品への支出は、穀物類と生鮮食料品の合計を上回っています。
加工食品の増加に伴って、表示制度も変わりました。加工食品を買う時は、「食品添加物の表示」や「栄養教授基準」等をチェックして、食品の内容や品質を確認してください。
これらの他に、乳児用、幼児用、妊産婦用、病人用等の特別の用途に許可された「特定保健用食品」や「特別用途食品」等の表示もあります。

妊娠中の栄養と食事

さて妊娠中の栄養と食事ですが、現在の生活環境変えられない場合は、その生活環境に合わせて、食生活を考える必要があります。
食品の安全性と栄養バランスがとれる様に工夫してみてください。
保健所や栄養士さん等に相談されることをお勧めします。状況に応じて手をかける事や手を抜く事も必要です。目的はあくまでも母子の健康ですから、決められた事を守る事が精神的に肉体的に難しければ、無理をせず、柔軟に対応してください。

赤ちゃんが「良い歯」を持つために

さて赤ちゃんが「良い歯」を持つためには、何と言っても「虫歯予防」です。虫歯のない健康な口腔は、体の健康の源になります。赤ちゃんの将来にわたる人生や生活の質を豊かにする事に繋がります。ですから妊娠を機会に、お母さんの食生活を見直してみる事をお勧めします。お腹の赤ちゃんへの栄養バランスや口腔ケアの仕方をしっかり身に付けて欲しいものです。
糖分や塩分を控える事や、出来るだけ、ご家族で食事をすることを心がけてほしいと思います

赤ちゃんの歯を虫歯にしないために、以下の3点を挙げます。
1、お腹の赤ちゃんのために、しっかり栄養分をとって下さい。
歯の形成に必要な良質なタンパク質、カルシウム、ビタミンA、C、D等が不足しない様に気を付けて下さい。
ただし、ビタミンAやDは、脂溶性で、体内に蓄積されると中毒を起こしますから、摂りすぎに注意して下さい。
ビタミンB群とCは、水溶性ですから摂り過ぎても大丈夫です。

2、虫歯の多い両親のお子さんは、やはり虫歯が多い傾向があります。お母さんの甘味嗜好や歯磨習慣は、子供さんに伝承されていきます。甘いものを食べる習慣は、お腹の赤ちゃんの健康や発育を妨げる可能性があります。
また、1日3回歯磨習慣を妊娠中に身に付けておく事が大切です。特に夜の歯磨きは約20分から30分間かけて、丁寧に磨く事をお勧めします。

3、子供さんの虫歯お母さんから由来していると言われています。
虫歯菌であるストレプトコッカス・ミュータンスの性状がお母さんのものと子供さんのものが一致したと報告されています。お父さんの性状とは違うようです。
生まれくる赤ちゃんのためにも、お母さん自身のためにも、正しい歯磨を習慣づけて、甘い物を控えて、虫歯は治療して欲しいです。

虫歯にならない食べ物や食べ方はありません。一日に30品目の食品を取るようにして、規則正しい生活や正し食習慣を身に付けて下さい。

第9回は、【健康な母体と胎児を維持するための食事や栄養等】についてお話しします。

院長:荒内