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乳幼児健康診査について

著者:デンタルオフィス湊

こんにちは。桜の花も咲き始めているにもかかわらず、明日は雪が降るところもある様です。
体調に気をつけて過ごして下さい。

今日は、熱田先生のコラムです。

【乳幼児健康診査について】
乳幼児健診は、正式名称を「乳幼児健康診査」と言います。
母子保健法という法律で義務づけられています。市町村は、1歳6カ月児、及び3歳児に対して、健康診査を行う義務があり、その他の乳幼児に対しても必要に応じ、健康診査を実施し、また、健康診査を受けるよう勧奨しなければならないと、制定されています。
乳幼児健診は、どの自治体でも、4カ月、1歳6カ月、3歳の各1回の検診は義務付けられています。その他に自治体により異なりますが、任意の健診が2歳までに5回位あるところもあります。それらは、主に1歳までの期間に集中しています。

1歳6カ月児と3歳児健診

1歳6カ月児健診の内容

①身体発育状況
②栄養状態
③脊柱及び胸郭の疾病及び異常の有無
④皮膚の疾病の有無
⑤歯及び口腔の疾病及び異常の有無
⑦精神発達の状況
⑧言語障害の有無
⑨予防接種の実施状況
⑩育児上問題となる事項
⑪その他の疾病及び異常の有無
3歳児健診は上記に加えて、
⑫目の疾病及び異常の有無
⑬耳、鼻及び咽頭の疾病及び異常の有無

1歳6カ月健診の目的

⑴「運動機能、視聴覚機能、精神発達に障害を持った児童を早期に発見し、適切な指導を行い、心身障害の進行を未然に防止する。生活習慣の自立、虫歯の予防、幼児の栄養、その他育児に関する指導を行う事」です。
又、お母さんが普段気になっていることを小児科医、歯科医、保健師に相談することも出来ます。
現在、近隣との関係が薄れ、育児のサポートをしてくれる人が周りに少なくなっています。ですから、定期的な乳幼児健診は、お母さんの不安を緩和したり、精神的な支えになる貴重な機会にもなっています。
⑵1歳6か月児歯科検診の目的
①虫歯(齲蝕)の有無の検査。
②これから虫歯が起こるかどうかも判定。
③虫歯を起こしやすい子供の保護者には注意を促す事。
④日常生活、特にその食生活について指導を行う事。
これによって、将来の虫歯の発生を未然に予防する事ができるからです。
市町村によっては、歯磨き指導があります。もちろん、この時までに何か異常に気が付いた場合には、ためらわずに、歯科医師に相談してください。

3歳児健診の医科と歯科の目的

子供が3歳になると、通常は20本すべての乳歯が生えています。
「幼児期において、身体発育及び精神発達の面から、最も重要な時期である3歳児に対し、医師、歯科医師による総合的健康診査を実施し、児童の健全な育成のための指導及び措置をおこなうものである。」となっています。
具体的な内容
①歯ブラシ習慣等に関する一般的事項の検査
②虫歯、不正交合、口腔軟組織の疾患
③その他の歯と口腔の疾病異常の検査
検査の結果に従って、次の点についての歯科保健指導を行う事になっています。
(1)歯と口をきれいに保つ習慣を確実に身につけさせるようアドバイスする。
(2)保護者が幼児の口の中の状態を絶えず注意する習慣を作ってもらう。
(3)栄養について具体的な注意を払うようアドバイスする。
(4)間食を与える場合には、適切に与えるようアドバイスする。
(5)定期的に歯科医師の健診及び指導を受ける習慣をつけるようアドバイスする。
この時も、染め出しによる歯磨き指導を実施する市町村もあります。

乳幼児健診の費用

乳幼児健診は、基本的に定期検診は無料です。任意検診は自治体によって一部、または全額有料というケースもあります。
任意検診の費用は、行政や産院、検診内容によって異なりますが、助成されている場合が多いです。母子手帳と一緒にもらう「乳幼児健康診査受診票」に書かれていますので、確認して下さい。自治体によって表記が異なる場合があります。詳しくは住んでいる自治体に確認して下さい。

乳幼児健診は、子供の為に市町村が用意してくれているプログラムです。是非お子さんの為に参加してください。又その折に、同じ年のお子さんを持っているお母さん同士の横のつながりを作ったり、育児に関しての情報交換を積極的にすることによって、より良い育児環境を作れるようになります。

次回は「幼児に起こりやすい歯と口の病気」について書いていきたいと思います。

歯科医:熱田