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顎関節症 ─緊急時の対応13

著者:デンタルオフィス湊

おはようございます。
スタッフのはるみです。
大分暖かくなり、花粉が激しく飛び交う季節になりました。
花粉症でつらくても、春の花がたくさん咲き始めて、明るい気持ちにもなります。
さて、昨日金曜日がコラムの更新日でしたが、更新が間に合わず申し訳ありませんでした。
今回は、荒内院長先生による顎関節症についてです。悩まれていらっしゃる方も多いも思います。ご参考になさってください。

【緊急時の対応13】
緊急時の対応の13回目です。
今回は顎関節が突然痛み出したらどうするか?です。

顎関節が痛みだしたら、すべきこと

顎関節に痛みが出たら、とりもなおさず、安静にすることです。つまり出来るだけ、顎関節を動かさない事が大切です。ですから食事をする時は、出来るだけ柔らかいものを食べて頂きたいと思います。又、口を大きく開けない様に小さく切って食べる事をお勧めします。更に痛み止めを飲んだり、湿布を貼ることも効果的です。
ひとまず応急処置をしたら、歯科医院を受診されてください。応急処置で一時的に痛みが無くなる事も有りますが
油断せずに歯科医院に行かれてください。
又、可能な限り、専門医に診てもらって下さい。顎関節症は口腔外科を標榜している歯科医院で受診されて下さい。

顎関節の構造

さて顎関節の構造をごく簡単に説明いたします。

外耳孔の前にある顎関節は、下の顎に下顎頭と呼ばれる突起が側頭骨に向かって出ています。側頭骨には、下顎頭を受け入れる関節窩と呼ばれる凹みがあります。下顎頭と関節窩の間に関節円板と呼ばれるクッションがあります。
30年から40年前には、関節円板の後ろに靭帯が付いていて、関節円板を固定していると考えられていました。アメリカのレスタ博士の提唱によるものです。しかし、関節円板には靭帯は付いていません。ですから、円板は前方や側方にズレたりします。
次に痛みの原因ですが、噛み合わせの異常やストレスによる歯軋り等によって、関節内に傷が付いたり、関節円板か、ズレたりして起こります。また、最近では硬いものを食べなくなった人の顎が弱くなった為に関節内の組織が傷つきやすく、痛みの原因となっているとさ考えられます。

顎関節症の症状

次に顎関節症の症状について述べます。
あくびや咀嚼時等に突然顎関節部に痛みが起こることが多いと言われています。又、口を開けたり、締めたりする時に、ポッキンとかカックンという音がする事もあります。
女性では、思春期と更年期に多く見られます。男女ともに、受験期や入社、転校、転勤等、強いストレスによって起こされ易いと言われています。

顎関節症の治療についてお話しします。
冒頭でお話しした様に、何よりも安静が第一です。
そして、痛み止めを飲んだり、関節部に湿布剤を貼る事もあります。
専門医では、それぞれの症状に合わせて、様々なタイプのスプリントと言うマウスピースの様な器具を歯に装着する事もあります。

顎関節症の分類を大雑把にご紹介してこの項を終わりにしたいと思います。
これは2001年に発表されたものです。

Ⅰ : 咀嚼筋群の障害に限局するもの。
Ⅱ : 関節包や靭帯に障害があるもの。
Ⅲ : 関節円板に障害があるもの。
Ⅳ : 変形性関節が認められるもの。
Ⅴ : Ⅰ〜Ⅳ以外のもの。

なお、顎関節脱臼や開口障害については、後ほど詳しく説明させて頂きます。

次回の第14回は、【首のリンパ節が腫れた時の対処法についてです。】
ご期待ください。
院長 : 荒内