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経過観察になっていた歯の後日談②

著者:デンタルオフィス湊

更新がすっかり遅くなり、大変申し訳御座いません。
FB担当たかこです。
今週は、前回お話ししました私の歯の検査の続きを少しさせていただきたいと思います。

前回、経過観察中の歯に響くような違和感があるとお話ししました。
響くような違和感とは、
①歩いた時の振動がダイレクトに歯に伝わってくる
②後頭部への軽い衝撃が歯に響く
というもので、痛みとは違いました。
以前院長が、痛みまたは違和感がある、と一口にいっても、その原因はいくつもあると言っていたのを聞いたことがあったのですが、その中のひとつに鼻のトラブルがありました。
副鼻腔炎の人が歯が痛いと感じることがあるというのを思い出したのです(逆に、歯が傷んで副鼻腔炎の原因となることもあります)。
最近ひどい風邪をひいていたので、もしやそのせいでは?と思ったのでした。

院長に相談すると、その状態だと鼻からきている可能性は十分考えられるので、レントゲンを撮って問題なかったら耳鼻科に行ってねと言われました。
診てもらったところ、歯に問題はありませんでしたが、問題の歯と副鼻腔のひとつである上顎洞(レントゲンを撮ると鼻の横に空洞がうつるのですが、その部分を上顎洞と言います)が非常に近いので、やはり鼻のトラブルの影響を受けやすいのだろうとのことでした。
その他、さらに奥の歯は上顎洞に突き出ているので、ダメにしてしまうと歯性上顎洞炎になるよと言われ、ブラッシング頑張らねば…と思いました。

鼻と口は近いですし、繋がっていると考えれば、さほど不思議はありませんが、耳鼻科と歯科というと、なんだか隔たりを感じたりする私ですが、その話を院長にしたところ、歯科と他の診療科との間に壁があるのをなんとかなくしたいものだねと言っていました。
歯は脳にも近く、消化管にも直結しているので、実は多くの診療科との連携が不可欠ですが、なかなかスムーズに連携できないことも少なくないそうです。
早く他の診療科との間にある壁が低くなることを祈るばかりですね。

話が逸れましたが、その後、風邪は治り、鼻づまりが終わると、歯への衝撃もなくなりました。
鼻づまりが続くようなら、耳鼻科へ行って副鼻腔炎の治療をしなければと思っていたのですが。
よかったです!

こんな風に、思わぬ原因で歯に影響が出ることがありますが、院長は様々な症例を診てきていますので、歯に異常がない場合でも適切な診療科をご紹介できることが多いです。
痛みでなくても、気になる症状がある方はぜひご相談にいらしてください。

連続で私のコラムでしたが、来週は院長のコラムです。
お楽しみに!

FB担当:たかこ